まさにこのタイトルがふさわしいアルバムだ。歌、TFCが誇る3人のソングライターの力がいかんなく発揮されており、前作グランプリを踏まえた、そこからまたぐっと奥行きを深めた、そんな素敵な仕上がりになっている。グラスゴーに行ってみたいなぁと思わせてくれるそんなレコードだ。こんなにいい歌、いいメロディが当り前のように彼等の中にある。それがとても嬉しいし、素晴らしいと思う。特にメロディアスなアーティストが受けている、UKロックシーンの最近のバンド達と比較しても彼等の旋律、ハーモニーは群を抜いている。それは単なるメロディアスにおちいらない、天性のソングライティングが光っているからだ。このアルバムで、彼等はそれを証明した。これからもきっと良い曲を書き続けていくに違いない。蛇足だが、彼等の同朋的存在であるヴァセリンズ、ユージニアス、パステルズ、BMXバンディッツ、スープドラゴンズ、スーパースターなどもお薦めなので一聴の価値ありだ。彼等は個々の作品を聴いてみてもその能力の高さがうかがえるが、バンド間のつながりが非常に強く、互いのバンドを行き来するような間柄らしく、その動きも要注意だ。ヴァセリンズはカートコバーンの紹介で一躍その名を世界に広めたので知っている人も多いだろう。とにかくグラスゴーには素敵なやつらが楽しい事をやっていて、TFCもそんな中で最高の歌をまた、僕達の心に届けてくれたってわけですね。ちょっと遠ざかるけどベルセバもいいな。ま、グラスゴーつながりで…(笑) ソングス・フロム・ノーザン・ブリテン 関連情報
何が素晴らしいかって、今でも全然普通に聴けてしまう点が特に素晴らしい。91年の作品なのにも関わらず、10年以上経った今でも色あせない極上のメロディー。TFCを知らない人に対しては、「今年の新作」とウソをついても信じてくれそうな程にポップ。方向は違えど、『ネヴァー・マインド』や『ブルー・ラインズ』等の世紀の傑作アルバムと十分に肩を並べられる一枚。必聴。 バンドワゴネスク 関連情報
いやあ、neil jungいい曲だなあ。She was confusing you・・・・Using you・・・まいった。これまでは「TFC? ああ、まあ、力のあるグループだよね。なかなか興味深いんじゃない?」などと余裕かまして澄ましてたんだが、知り合いに今更、20年後に聴かせてもらってコロッとキュン死にしてもうた。いやあ、すばらしい。こんなに良いとは・・・・・・・・・もしかしたら、この、ノーマン・ブレイクって人の書く曲が良いのかも知れない。これから彼らのことをちょっと勉強してみようと思う。ほな。----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ティーンエイジ・ファンクラブ (Teenage Fanclub) は、スコットランドはグラスゴー出身のオルタナティヴ・ロックバンドである。略称は『TFC』。目次 [非表示]1 メンバー1.1 現メンバー1.2 旧メンバー2 来歴3 ディスコグラフィ3.1 スタジオ・アルバム3.2 コンピレーション・アルバム3.3 シングル4 外部リンクメンバー[編集]現メンバー[編集]ノーマン・ブレイク (Norman Blake) ヴォーカル/ギターレイモンド・マッギンリー (Raymond McGinley) ヴォーカル/ギタージェラード・ラヴ (Gerard Love) ヴォーカル/ベースフランシス・マクドナルド (Francis MacDonald) ドラムノーマン、レイモンド、ジェラードの3人はそれぞれマルチプレイヤーであり、ギターやベースなどパートをシャッフルすることも多い。また、上記の3人全員がソングライターを務め、基本的に作曲者がその曲のボーカルをとっている。初期はほとんどの曲をノーマンが作曲していた。旧メンバー[編集]ブレンダン・オヘア (Brendan O'Hare) ドラムポール・クイン (Paul Quinn) ドラム来歴[編集]1980年代後半にノーマン・ブレイク、レイモンド・マッギンリー、フランシス・マクドナルドの3人で組んでいた前身のバンド、ザ・ボーイ・ヘアドレッサーズ (The Boy Hairdressers) を経て1989年、スコットランド・グラスゴーにて結成。ザ・ボーイ・ヘアドレッサーズ時代には53rd&3rdレーベルからシングルを発売している。そこにレーベルを設立したザ・パステルズでドラムを担当していたフランシス・マクドナルドが加入。スティーブン・パステルの紹介でペイパー・ハウス・レコードから『カソリック・エデュケイション』を発表する(アメリカではマタドール・レコードよりリリース)。このアルバムが評判となりクリエイション・レコーズと正式に契約。フランシス・マクドナルドはレコーディング中に脱退しドラマーは途中からブレンダン・オヘアが加入。1991年、ドン・フレミングがプロデュースを手がけたセカンドアルバム『バンドワゴネスク』発表。ニルヴァーナの世界的メガヒットによるオルタナティブ・ブームの潮流の中でスコットランドのインディーズバンドとして知名度が上がり始め、アメリカ盤をゲフィン・レコード傘下のDGCレコードから出していたティーンエイジ・ファンクラブもその余波を受ける。1993年、『サーティーン』発表。ブレンダン・オヘアが脱退。1994年、初来日公演。1995年、コンピレーション『ディープ・フライド・ファンクラブ』発売。元スープ・ドラゴンズのポール・クインが加入しグランプリ発表。来日公演。1997年、『ソングス・フロム・ノーザン・ブリテン』発表。来日公演。2000年、『ハウディ!』発表。ポール・クインが同アルバムのレコーディング中に脱退している。所属していたクリエイション・レコーズが1999年に閉鎖したため、同アルバムはクリエイションの親会社であったソニー系列のコロムビア・レコードから発売された。サマーソニック00に参加。2002年、ベストアルバム『ヒット大全集』発売。2003年、来日公演。2005年、ジョン・マッケンタイア(トータス、ザ・シー・アンド・ケイク)がプロデュースを手がけたアルバム『マン・メイド』を発表。同アルバムはヨーロッパでは自身のレーベル、ペマ(PeMa)よりリリースされ(流通はPIAS)、アメリカではマージ・レコードよりリリースされた。サマーソニック05に参加。2009年、サマーソニック09に参加。2010年、『シャドウズ』を発表。ディスコグラフィ[編集]スタジオ・アルバム[編集]カソリック・エデュケイション - A Catholic Education(1990年)バンドワゴネスク - Bandwagonesque(1991年) 全英22位、全米137位サーティーン - Thirteen (1993年) 全英14位グランプリ - Grand Prix (1995年) 全英7位ソングス・フロム・ノーザン・ブリテン - Songs from Northern Britain (1997年) 全英3位ハウディ! - Howdy!(2000年) 全英33位英知と希望の詩 - Words Of Wisdom And Hope(2002年) (ジャド・フェアーとの共作)マン・メイド - Man-Made(2005年) 全英34位シャドウズ- Shadows(2010年) 全英30位コンピレーション・アルバム[編集]ザ・キング - THE KING(1991年) 全英53位ディープ・フライド・ファンクラブ - Deep Fried Fanclub(1995年)ヒット大全集 - Four Thousand Seven Hundred and Sixty-Six Seconds: A Short Cut to Teenage Fanclub (2002年) 全英47位シングル[編集]エヴリシング・フローズ - Everything Flows(1990年)エヴリバディズ・フール - Everybody's Fool(1990年)ザ・バラッド・オブ・ジョン・アンド・ヨーコ - The Ballad of John & Yoko(1990年) (ビートルズのカバー)ゴッド・ノウズ・イッツ・トゥルー - God Knows It's True(1990年)スター・サイン - Star Sign(1991年)ザ・コンセプト - The Concept(1991年)ザ・ピール・セッションズ - The Peel Sessions(1991年)ホワット・ユー・ドゥ・トゥ・ミー - What You Do To Me(1992年)フリー・アゲイン / バッド・シード - Free Again / Bad Seed(1992年)ラジオ - Radio(1993年)ノーマン3 - Norman 3(1993年)ハング・オン - Hang On(1994年)フォーリン - Fallin'(1993年) (映画「ジャッジメント・ナイト」挿入曲。デ・ラ・ソウルとの共作)メロウ・ダウト - Mellow Doubt(1995年)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーニール・ユング - Neil Jung(1995年)ハヴ・ロスト・イット - Have Lost It(1997年)エイント・ザット・イナフ - Ain't That Enough(1997年)アイ・ドント・ウォント・コントロール・オブ・ユー - I Don't Want Control of You(1997年)スタート・アゲイン - Start Again(1997年)ロング・ショット - Long Shot(1998年)アイ・ニード・ディレクション - I Need Direction(2000年)ダム・ダム・ダム - Dumb Dumb Dumb(2001年)ニア・トゥ・ユー - Near to You(2002年) (ジャド・フェアーとの共作)ディドゥ・アイ・セイ - Did I Say(2002年)アソシエイション - Association(2004年) (インターナショナル・エアポートとの共作)フォールン・リーヴス - Fallen Leaves (2005年)イッツ・オール・イン・マイ・マインド - It's All In My Mind (2005年)ベイビー・リー - Baby Lee (2010年) ヒット大全集 関連情報