ヒース・レジャー ランキング!

ヒース・レジャー ブロークバック・マウンテン [Blu-ray]

正直言って映画館で観るまではゲイのシリアス恋愛物語なんて見るに値するのかと思っていた。アン・リー監督のこれまでの映画は時として冗長で、これも退屈するかと思いきや、上映中ずっと身動きも瞬きもできませんでした。映画を観て泣いた事などほとんどない私が 劇場を出て友達と会い、さんざん飲んで楽しく酔っ払い、家に帰ってから、深夜 急に内容を思い出して夜中にさめざめと涙を流してしまったのです。幼い頃に両親をなくし兄弟も結婚して実家に居場所のなくなったイニスは早く温かい家庭を持ちたいと願い、アルマという婚約者を得て結婚を控えた年の夏に、羊の番をする仕事にありつき、そこでジャックと出会います。1960年代アメリカでも特に保守的な西部だからこそ起こりえたストーリーであり、これを現代の、例えばニューヨークあたりに舞台をすえたなら主人公二人がこんなに苦しむことはなかったのです。二人の苦しみもさることながら、彼らの妻達の苦悩、わけてもジャックの両親の辛さが身にしみる。映画のエンディング近くにイニスがジャックの両親を訪ねる場面。元々が寡黙なイニスと、小さな家に倹しく住むジャックの年老いた両親(おそらくは自分達の息子がゲイである事、イニスが息子の恋人である事を知っていたであろう)の間に交わされる言葉は少ない。しかし、彼らの表情や眼差し、仕草がすべてを物語り、まるで昔の日本の映画を観ているかのような静謐なシーンだ。主演二人の素晴らしい演技のおかげでこの映画はアメリカ映画史に残る傑作になったと思う。 ブロークバック・マウンテン [Blu-ray] 関連情報

ヒース・レジャー 悪霊喰 [DVD]

この映画の原題は THE SIN EATER っていうんです。「悪霊喰」だと安いB級ホラーぽくて違和感があった。「罪喰い」とか「シンイーター」の方が良かったかも・・。悩める司祭をするヒース・レジャーがいい感じなのに、タイトルで失敗した感の強い映画でもったいなかった。舞台もいいし、映像もきれい。なんたってヒースが色香のある司祭で、罪喰いの謎に迫る姿にそそられた。アレックスが子供のころから罪喰いに目をつけられて両親の死から、恋心まで支配されていたなんて・・。罪喰いでいるのに疲れ果てたイーデンとのやりとり、胡散臭い枢機卿と、つい何度も見てしまう映画だった。 悪霊喰 [DVD] 関連情報

ヒース・レジャー ヒース・レジャーの恋のからさわぎ [DVD]

Jason BourneシリーズのNickyに一目惚れし、Julia Stiles目当てで購入した本作。絵に描いたようにフェミニンな妹とは正反対に、独立心旺盛かつパーティ嫌い(読書好き)そして男も嫌いというKatはまさにはまり役だ。そんな彼女が恋に落ち、少しずつ変わっていく様子がなんとも微笑ましい。最後にプレゼントされるギターは同じフェンダー社製の中でもガーリーなテレキャスターではなく、ストラトキャスター。これがまた彼女によく似合う。 ヒース・レジャーの恋のからさわぎ [DVD] 関連情報

ヒース・レジャー 恋のからさわぎ【日本語吹替版】 [VHS]

この映画を見たきっかけは雑誌で紹介されてたからなんですが、見てすぐに気に入ってしまいました。日本では放映されてないので、あまり知られていないようですが、私的には掘り出しモノって感じで、友達に勧めています。特に有名な人が出ているわけでもないし、内容もごく普通のものですが、それが身近に感じられるのかな?今風の妹と自分の道を行く姉が対象的で面白いし、二人が少しずつ恋をして変わっていくのが可愛らしいです。使われている音楽もとてもいい曲ばかりでなので、是非見てみてください! 恋のからさわぎ【日本語吹替版】 [VHS] 関連情報

ヒース・レジャー ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション [DVD]

劇場には5回通った。上映が続いていればまだまだ通っただろう。回数を重ねるほどに、涙をおさえることができなかった。淡々とした映画である。しかし、2時間強、1カットとして無駄な描写はない。謎解きも、あっと驚く結末も、こけおどしの伏線もない。しかし、1シーンとして流し見できる部分はない。テーマのひとつである「同性愛」ということに先入観をもって観て欲しくはない。しかし観終わったら「同性愛」と「同性愛嫌悪/恐怖」によるヘイトクライムについて考えて欲しい。この世を生きることのままならなさと、それでも耐えて生き抜かなければならない理不尽さ。心を偽ることが愛し愛する人を傷つけ、自分自身の心をも荒廃させていく悲劇を虚心に受けとめて欲しい。丁寧な人物描写とロケーションの雄大さ、控えめだが印象的な音楽が、若いキャスト陣の名演を支えている。ノンジャンルで活躍している李安監督の手腕の確かさと、原作を充分消化した上で脚色された脚本の完成度の高さが、素晴らしい俳優たちの演技を完全に生かしきっているのだ。派手な特殊効果もケレンもない。よい脚本があり、ヴィジョンのはっきりした監督がおり、能力を最大限に発揮できる演者がいれば、マスターピースと呼ばれるべき映画は創られうるのである。 ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション [DVD] 関連情報




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