テレビジョンカルチャー―ポピュラー文化の政治学
原書が1987年の出版で、事例として挙げられているテレビドラマが古いし、世界中で大ヒットしたのに、なぜか日本でのみ惨敗した(1シーズンだけで放送中止)長寿番組『ダラス』について語られていたり、と30歳代以下の読者には馴染みのない話が多いとは思いますが、著者の指摘は今日のメディア論、また、CMの分析にも応用可能な示唆に満ちています。また、同時多発テロ発生後問題となったニュースにおける「メタファー」の使用についても指摘があります。
このような本を読めば、アメリカでは早い段階から今日「メディア論」と呼ばれる学問が確立していたことがわかります。一方、高名な学者や作家等文化人がTVCMに起用されてきた歴史のある日本では、テレビの本質を突くことは一種タブーのままで、現在でも大槻教授らによる超常現象や占い師への批判はあっても、“テレビ”の支配・従属構造など、突っ込んだ議論はまだまだで、スピリチュアル番組の視聴者に学歴は高めだが収入は低めが多いなど、部分的な統計や説明こそ出始めているが、ジェンダーや政治権力、はたまた経済活動との関連など、社会学の片隅に置かれている感さえあります。
ソープオペラからドラマ、ニュース、はたまた限定的にマドンナのPVへの言及があるため、ポップカルチャー論の本であるかの印象を受けるかもしれませんが、軽薄な内容ではなく、事例と引用も多用した本文だけで500ページもある専門書となっています。
社会学に興味がある方だけではなく、映像論やシナリオに興味がある読者にとっても得るものの多い良書であることでしょう。
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I made the fan movie for the comic "Omega Seven". I'm respected comic writer Motofumi Kobayashi since when I was highschool.
小林真文 ウェブ
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