嫌な女 (光文社文庫)
主人公は、女性弁護士の徹子。
物語は、徹子の視点で語られる。
タイトルの「嫌な女」とは、徹子の遠戚の夏子。
夏子は、生来の詐欺師。
ルックスが抜群に良い訳ではないが、
言葉が巧みで男たちを次々と手玉に取る。
徹子は、夏子がトラブルを起こすたびに、
解決を依頼される。
読み始めのころは、有吉佐和子の「悪女について」を
彷彿とさせられた。
しかし、読み進めて行くと、違う物語だと理解できた。
あくまで主人公は徹子であり、徹子の考えを通し、
“幸せは身近な所にある”と語りかけてきてくれる。
約半世紀の徹子の人生の中で、結婚や離婚、
身内や友人の死も描かれる。
徹子は、落ち込むことも多いが、
その度に前を向こうとする姿に感銘を受けた。
ただし、あくまで徹子の主観ではあるが、
詐欺を肯定化している部分には共感が出来なかった。
その点でマイナス1点とした。
県庁の星 スペシャル・エディション [DVD]
主人公、一生懸命なんです。
で、「できるヒト」だと、自分でも思ってて、
「才能と努力で成し遂げられないことはない!」って
信じてたんです。
でも、ちょっと、ずれてる。。。
この、主人公の一生懸命さに共感できるかが
この映画の評価を分けるんだろうなあ、と思いました。
私は、何回も映画館に通って、ぼろぼろ泣きましたよ。
「僕ってそんなに冷酷な人間なんですかね?」ってとことか、
スーパーのみんなに認めてもらえたとことか。。。
結局、ボーイ ミーツ ガールの成長譚 だったのかな。
ご参考までに。
ボーイズ・ビー (幻冬舎文庫)
面白かった。「県庁の星」より面白い。頑固な靴職人と、周りに気を使ってばっかりいる小学生のハートウォームな物語。相変わらす桂さん、会話がいいね!ラジオドラマにならないかな。
僕とおじさんの朝ごはん
出会いと気付きによる成長(…と言っても成長する人が「おじさん」なんで、成長と表現するのは何となく語弊があるのですが)物語です。
動機もエピソードもが分かり易く、楽しく読めました。
…が、この手のお話はどうしても「死なれて見ないと分かんないのか」とか「あんたの成長の為に死んだ訳じゃない」という、そういう部分にどうしても引っ掛かりを感じてしまい、素直に「いい話やね」と思う事が出来ません。
おじさんがちゃんとした大人になってしまった時点で、英樹が惹かれた普通の大人じゃない、って存在が消滅してしまったようで。
ついでに、ちゃんとした大人になった故に自分の子も一皮むけました、ってのがますます英樹を部外者に押しやってしまった感じで。ま、部外者なんですが。
悟った感じに他人に説教じみたこと言う場面は嫌い。当事者にならなきゃ自分だって分からなかった事は他人に向かって口に出すな。口に出来る程軽々しい出来事だったのか。…みたいな。
逆に本筋とは余り関連がないけど好きな場面も多かったです。
「それは優しさ?意地悪?」ひと言で全部を伝えてると思う。
植物係のエピ。善意で騙すなら子供だましじゃなくて徹底的に騙さないと、落ち込む事すら出来なくさせてしまう哀しさ。
フレミングのエピで、適当に誤魔化さず現実を伝えようとする誠意。
料理の描写は「手を抜く創意工夫」の部分も、手間を重ねて丁寧に、の部分も、両方楽しかったですw
英樹は「尊厳死に失敗して病死」ではなく、「尊厳死を達成」だと思いますが、残された者が「病死」としておきたいのも分かるし、英樹なら「ま、そういうことにしといていいよ」と苦笑うキャラと思いますんで良しとしておきますか。
面白く読めました。
県庁の星 スタンダード・エディション [DVD]
県庁のエリート野村聡(織田裕二)が三流スーパーに出向。彼を教育
するのは、そこで働くパートの女性二宮あき(柴咲コウ)だった。
二人の出会いはいったい何をどう変えるのか?
どんなに机上で計算しても、どんなに統計を集めてみても、決して
人の心を動かすことはできません。自分の足で歩き、自分の目で見て、
自分の肌で感じたものを生かしてこそ、人の心を動かし人を喜ばせる
ことができるのです。そのことに気づき、しだいに変わっていく野村の
表情が印象的でした。県庁という巨大な組織の中での彼の存在は、
ちっぽけなものかもしれません。でも見ていて、「彼の起こした行動が
いつか何かを変えるかもしれない!」という、そんな期待も生まれ
ました。ラストもけっこうよかったです♪とても面白かったです。
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