Wの悲劇 (角川文庫)
今からもう30年前の作品なのだなぁ、と改めて思う。作中には携帯電話もインターネットも(パソコン通信も)存在せず、探偵役の警部はタバコを吸いまくる。本書は、1981年に雑誌連載され、加筆されて1982年2月刊。ちなみに島田荘司の『占星術殺人事件』の、あの結末袋とじでの初版が1981年12月刊。岡嶋二人が 『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞したのが、1982年。いわゆる“新本格”ブームは、まだまだ先のことだ。今、通読してみれば、「綾辻行人以降の作家なら、こういう書き方はしないだろうなぁ」と、文章表現の古臭さを感じされるところが散見されるのは、致し方ないところだろう。エラリー・クイーンの『Yの悲劇』へのオマージュを捧げつつ、「和辻(Watsuji)家の女性(Women)の悲劇」を丁寧に描いている。古典的な手法を忠実になぞった作品であり、いわゆる「閉ざされた雪の山荘」物の変形なので、登場人物は限定される。作者がどんでん返しを仕掛けるなら、真犯人はこの辺に絞られるだろうという予測など、多少ミステリを読みなれた者なら、簡単に付けられることだろう。そう思いつつ、読み進めたのだが・・・。結末には、少し驚いた。何故驚いたかは、ネタバレになるので、コメント欄に書く。
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薬師丸ひろ子、という女優は、30代以上のある世代にとって「特別な存在」であるように思えてならない。スクリーンでしかお目にかかることができず、(実際、20代の彼女は、テレビ出演が極端に少なかった)その儚い歌声と美しい立ち姿、独特の空気をもった存在感。そして、ほとんど何か憑いてるんじゃないか、と思える演技。この「Wの悲劇」はその「憑いてる」感が特にはっきりしていた作品だと思う。「顔ぶたないでよ!あたし女優なんだから!」この台詞は、当時映画CMとしてテレビでもラジオでも流れていたが、そのインパクトといったら。それから、彼女自身が歌っていた主題歌も本当にいい曲だった。行かないで、そばにいて、と歌いながら、実は、映画では行ってしまうのは彼女。笑顔で、スカートをお姫様のように広げて。あなたは女優。私たちの特別なひと。今でも。
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自転車通勤のドライブレコーダーとして使用しています。時間的には片道30分程度、往復60分程度の使用ですが、3時間程度の充電で必要時間数以上の記録ができます。雨の日の使用も考えてウォータープルーフケース付きのものを選びましたが、このケースが衝撃に非常に弱く、一度落としたら即座に壊れました(^^ゞ 付属品の取り扱いには注意が必要でしょう。 帰りが暗くなる冬場を考えて赤外線を考えましたが、やはり赤外線ライトの強力なものがないと、普通のウェアラブルカメラと変わりません。あと時々画像が飛びます。20分ほどのレコードが5つばかりのファイルに分割されて保存されますが、ファイルの保存の間に記録が飛ぶのが難点といえば難点でしょうか。 いずれにせよ使用目的には十分なスペックだと思います。
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マンガ 道元入門―真の仏法を求めた魂の軌跡 (サンマーク文庫)
道元の思想の入門というよりも、道元の人生をさらりと簡単になぞるのにはとてもいい感じ。とりあえず、道元ってどんな人だったのか知りたい人には最適!?
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