D.C.III~ダ・カーポIII~(2) (角川コミックス・エース)
1巻はおおむね原作通りだったが、2巻は卒業パーティー(卒パ)を描いたオリジナルストーリー。卒パは原作(およびその続編)でもやりそうでやらなかったイベントなので、ここは一見の価値があるかもしれない。原作の風見鶏編のキャラであった巴が漫画オリジナル設定で登場するのもみどころ。絵は相変わらず不安定。毎回表紙イラストや重要なコマは頑張って原作の絵に似せているのだが、あまり長続きしないようでちょくちょく作者の素の画力に戻る。ヒロイン達の顔が崩れすぎていて「誰?」状態なこともしばしば。特に巴は飛びぬけて似ていない。原作の初音島編に出ていないのでトレスができなかったからか?
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いつも彼らはどこかに (新潮文庫)
まさしく小川さんらしい短編集だと思いました。世の中の目立たない部分に 密やかに 地味に それでいて 確実に 健やかに生き続ける人や 動物 そして古びた物… これらに 最適な物語を編んでいくのが 『物語り職人』小川洋子です。大好きな作家です…
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The Housekeeper and the Professor
小川洋子の装飾的な文の大部分が、ストレートな言い回しになっている。それを読みやすさと取るか、行きすぎた省略と取るかは、英語を母語としない我々にとっては好みの問題であるのかもしれない。
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D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 (3) (カドカワコミックス・エース)
やっぱり最初からリッカかなと思っていましたがやはりそうでしたしかし杉並はいつの時代も謎です
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ことり (朝日文庫)
いささか奇妙な設定ではあるが、作者の透明感のある静謐な文体で描かれることにより、目の前に情景が立ち昇ってくるようだった。生涯、小鳥の声に耳を傾け続けた兄弟の一生は、傍からみれば、あまりにもちっぽけで、取るに足りないものかもしれないが、そこに流れる豊かな時間や、大切なものを不器用に守り続ける強さが愛おしい。小さな小鳥の声に耳を傾けること、かけがえのないものに自分を捧げることの意味を問われる作品だと思う。
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