月の行方 ランキング!

月の行方 僕たちの行方

ガンダムSEEDディスティニーというアニメの主題歌になっている曲です。ただ、このアニメはクール(13週)ごとに主題歌を変えるので、ご注意を。歌い手の歌い方は、基本的にはまっすぐな歌い方です。どういう意味かというと、裏声や、ビブラートが無いということです(聞き逃しているだけかもしれませんが)。私は、それでいいと思います。これ見よがしの裏声やビブラートは、私は苦手です。上記アニメは、迷い、さまよえる若者たちを描いたものだと私は思っています。詩は、上記アニメに合っていると思います。伴奏がうるさいとちょっと感じます。この曲に限らないのですが、歌詞の途中に入る英文ってどうにかならないもんですかね。安易に英語に逃げないで、日本語で表現して欲しいなあ。 僕たちの行方 関連情報

月の行方 月と六ペンス (岩波文庫)

 新訳が出たのを機会に、20年振りくらいに読んでみた。昔は、あまり海外の小説を読んだ経験がなかったので、「何とスケールの大きな小説だ。これが本物の小説だ」などと思った記憶があるが、今読み返してさほどそのような印象は持たない。 そのかわり、例えば訳者が解説で「面白くない」と触れる第一節、イギリス人の料理下手を皮肉るところなどは、イギリス料理のひどさ(失礼!)を知った今となってはとても笑えた。 しかし小説の内容は、モームが所々はにかみを見せ、ユーモラスに書いていることとは裏腹に、「人間とは? 芸術とは? 幸せとは?」と深刻な問いを突きつけてくるシリアスなものだ。しかし決して小説としての面白さに欠けるところはなく、むしろ一度読み始めたら途中で中断できなくなる。作者の世界に否応なく引き込まれてしまう。おそらく、また十年後、二十年後に読み返した時、まったく違った印象を受けるのだろう。さらに、今から百年近く前の作品とは思えないほど、まったく古めかしさを感じない。本物の古典とはそういうものであろう。 もちろん本来は原語で読むべきだろう。翻訳でも原著の魅力は十分伝わってくるとわたくしは思う。以前の訳との違いなどはさすがに記憶にないが、一点だけ気になったのは、たぶん"lepra"の訳と思われるが、「ハンセン病」。ここは、いくつかある、差別的意味を含んだ訳語の中から選んだほうが「文学的には」正解だろう。 月と六ペンス (岩波文庫) 関連情報

月の行方 月が昇ってから月が落ちるまで

東京を活動拠点とし、今年で結成10周年を迎えた行方知レズ。通算4枚目のアルバムである本作は、パンキッシュな前作「カウリスマキ」や、後のジャジーでブルージーな「モントレイユ」とはまた違った一面を持っている。収録されている8曲の中には、夕暮れ時の赤い空、真夜中のゆっくりとした時間の流れ、明け方の白い空などを思い起こさせる曲が多く、文字通り「月が昇ってから月が落ちるまで」の世界を描き出している。夜はやるせなさを感じていたのに、朝にはまた疾走しないといけない、そんなめまぐるしい環境下での私たちの生活を傍観するような、ヴォーカル・戸山マサキの鋭い詞がとても印象的だ。サウンドはガレージなギター、ずっしりとしたアップライトベースやドラムに、トランペットトロンボーン、サックスなどのホーンがバランスよく加わり、戸山のヴォーカルでさらに独創的なものとなっている。発売当初、VILLAGE VANGUARDなどで「ミッシェルとスカパラを足して2で割った感じ」と少々荒く紹介されていたが、行方知レズのこのアルバムの音は派手すぎずパンクすぎず、バランスが取れていて心地良い。元KEMURIの増井朗人を始め、DOMINO88、SKASKACLUB、ヤパニ!のホーンメンバーらも参加しており、特に「ニイガタ」では層の厚いホーンの音が楽しめる。作品ごとにスタイルを変え、リスナーにとっては先が読めないバンドだが、先が読めないからこその面白さや意外性でも楽しませてくれる。今作は、そんな行方知レズの醍醐味が詰まった素晴らしいアルバムだ。日が落ちてから聴くのをお薦めする。 月が昇ってから月が落ちるまで 関連情報




Loading...


ここを友達に教える