ジョシュア・ベル ランキング!

ジョシュア・ベル ミュージック・オブ・ハート【字幕版】 [VHS]

前編を通して「ゲロ吐きそう」という下品な言葉がたくさん出てきます。「そんないい方、ないんちゃう?」と最初は思っていました。でも、そんな歯に衣着せぬしかり方で、子どもたちの心をとらえていきます。個人的に好きなシーンは、ロベルタが練習におくれて、練習場の鍵がないため子どもたちが待っている間その前で練習を始める場面。子供が、ロベルタが後ろから来ているのに気づかずに彼女の口まねをする所。習いに来ている子どものお母さんに、「言葉がキツ過ぎ!」と、お叱りを受け、無理して優しく子どもたちに指導していたら、逆に子どもたちに気味悪がられるところ。そして、何と言っても、最後のカーネギーホールでの演奏シーンです。笑ったり、泣いたりできます。 ミュージック・オブ・ハート【字幕版】 [VHS] 関連情報

ジョシュア・ベル ミュージック・オブ・ハート【字幕ワイド版】 [VHS]

現在ロード・ショウ中の『MAMMA MIA!』でメリル・ストリープが演じているのはシングル・マザーである。彼女がシングル・マザーを演じるのはこれが初めてではない。その前にシングル・マザーであると同時に『自立する女性』を演じているのがこの作品だった。公開当時に観た感動は今になっては当時よりも更に増幅している。 平凡な主婦だった主人公が離婚し、生活を支えるために始めたヴァイオリンの授業が、やがては彼女の人生を支える全てに変わっていく。瀟洒な家に住み、キレイに着飾って毎日を平凡に暮らしていた主人公が時間を経過するに従って、髪を振り乱しながら奮闘する日々へと変貌を遂げていく。そして、最初は“私が教えればこうなる”と生徒達を上から見下ろしていた視線も、生徒1人1人の現実と向き合う中で、“子供達から教えてもらっている。元気をもらっている”姿へと内面の変化を見せていく。そうした彼女が周りを変えていく。更にロベルタの姿は子供を通じて親の意識を変えていく。そのプロセスは教師と生徒のキャッチボールであり“教育の原点”そのものを十分に感じさせる。又公開当時には見逃していた点に、アメリカの縮図ともいえるニューヨークの街の姿がある。公開当時は“黒人と白人”の関係に目を取られていたが、今改めて観るとそこに登場する“人種”の数が最初は黒人と白人の2種類だったのに対し、作品が展開していく中で次第にその数を増していき、カーネギー・ホールのコンサートシーンにはヒスパニックを筆頭にユダヤ系や東洋系の人物までがステージ上に顔を並べる。このシーン1つをとっても、音楽に象徴される文化には国境の壁などないことをさり気なくしかし雄弁に物語る(サントラに収録されている曲目がヒップ・ホップからクラシックに至るまでの幅の広さであることも注目)。 授業をする学校である日突然、ロベルタは解雇を言い渡される。彼女がこの地域にもたらした影響、それまで彼女がこの学校で行ってきたことを含め、現場の関係者は教育に携わる者の誇りとして、住民は彼女の真剣な姿を日々観てきたことから、当然の如く納得しない。そして彼女たちが選んだ作戦は“自分達がこれまでにやってきたこと、残してきたモノを大勢の人に観てもらおう。それによってみんなに判断してもらおう”との選択だった。 音楽によって希望を与えられた人々が音楽によって今度は子供達の未来を造り出そうとしていく姿に心からの拍手を贈りたい!。 そしてこの作品は、今、俯きかげんの私達にとっても1つのヒントになるからもしれない。例えば、北海道のとある財政再建団体となった町での成人式が財政難のために困難となった、との報道に全国からの支援が寄せられたことは記憶にも新しい。学校を始めとする教育の場を閉ざすことは若者の将来を閉ざし、ひいてはこの国の未来への道を閉ざすことにつながる。同時に福祉の道を閉ざすことはこれまでこの国を造り支えてきた人達への感謝と敬意を否定することになる。誰もが主役であること、そして守られるべきであることをこの作品は静かに語る。公開から時を経た今、もう一度“観て良かったナ”との想いを強くした。 ミュージック・オブ・ハート【字幕ワイド版】 [VHS] 関連情報

ジョシュア・ベル ミュージック・オブ・ハート【日本語吹替版】 [VHS]

映画の舞台は、NYでも非常に犯罪の多いイースト・ハーレムの小学校。この学校の臨時教師となった主人公のロベルタは、ヴァイオリンを通して子供達に音楽の素晴らしさと同時に、努力すること、あきらめないこと、自信を持つことを教えていきます。子供達に厳しく接しながらもユーモアを忘れず、いつも暖かく子供達を見守るロベルタは、初めは音楽に全く関心のなかった子供達やその親達に次第に受け入れられていきます。そして、成長していく子供達を見ながら、離婚後、失意の日々を送っていたロベルタも自信を取り戻し、自分の足で歩いていくのです。私自身、離婚してまもなくこの映画を見た時は、思わず涙がこぼれてしまう場面や勇気づけられる場面がいくつもあったのを覚えています。何度でも見たくなるような味わい深い作品です。 ミュージック・オブ・ハート【日本語吹替版】 [VHS] 関連情報

ジョシュア・ベル

どんな楽器でもそうですが習得には(そもそも"習得"なんてできるのかなあとも思いますが)大変な努力と根気と向上心が必要です。本作にも「バイオリンを習うことは人生において努力することによって何が可能になるか教えてくれる」という内容のセリフだ出てきます。けだし名言だしこの作品がこんなにも胸を打つのはそこだろうと思います。バイオリンの先生が生徒の一人ひとりと正面から向き合う姿も素敵です。「優しいだけの先生はいっぱいいる,でも先生の厳しいレッスンが好き。」こんなこと生徒から言われたら先生冥利につきますよね。 関連情報

ジョシュア・ベル ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」&タルティーニ:悪魔のトリル

何度も繰り返し聴いています。ヴィヴァルディが描きベルが演出した「四季」の情景がストラドの美音に乗って瑞々しく奏でられていきます。小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、雨、そして雷。”夏”の第三楽章を聴きながら、ヴィヴァルディの生きた時代の嵐ってどんなだったんだろうなどと想像力を掻き立てられます。「悪魔のトリル」はハープシコードの控えめな伴奏に乗って表現力豊かなベルのソロバイオリンによる美しくも妖しげなメロディが紡がれてゆきます。中盤以降は息をも継がせない超絶技巧に舌を巻き、特にラストは圧巻です。 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」&タルティーニ:悪魔のトリル 関連情報




Loading...


ここを友達に教える