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黄素妙論 戦国武将の養生訓 (新潮新書)

東洋医学とか、日本鍼灸とか、そういう言葉があるが、実際日本ではどうだったかという、日本の医学の内情は意外と知られていないし、その文献を掘り起こしている著述は少ない。かの有名な貝原益軒の『養生訓』は多数取り扱われているが、その他は少ないような気がする。本書は、曲直瀬道三の思想を垣間見ることが出来る、貴重な資料ではないかと思う。戦国武将の治療に携わった医師の話は、読み物としても趣きがあって楽しめる。 戦国武将の養生訓 (新潮新書) 関連情報

黄素妙論 戦国武将の養生訓(新潮新書)

昔の日本、特にもっとも医学や科学とは無縁であると思われる戦国時代に、これほど魅力的な医学を実践していた人がいたとは! 本書のタイトルは「養生訓」だが、その内容の半分は男女の交わり、すなわち「房中術」に関するものであるから、そういった方面に関心のある方にもお勧めである。ただ、曲直瀬道三の著書からの引用が多いので、すらすらと読めるようなものではない。とはいえ、拾い読みするだけでも面白い逸書であることにはかわりない。 戦国武将の養生訓(新潮新書) 関連情報




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