山なんて嫌いだった (ヤマケイ文庫)

50代の半ばにさしかかろうという最近、ハイキングを始めました。きっかけは近所だけを歩き回るウォーキングに飽きたからなのですが、そもそも私も市毛さんと同様に、運動はあまり好きな方ではありませんでした。健康のためにジムに行ったり、ウォーキングをしたりという感じでした。出来れば何もしないで健康でいられればよいと思っていました。ところが、運動そのものが少し楽しくなり、その重要性も理解しつつあったのですが、ジムにしてもウォーキングにしても、同じ景色ではやはり飽きてしまいます。そこで近場の低山を探して行くようになったのです。考えてみると昔は山登りなんて、私が最も嫌っていたものでした。何であんな苦労をして、危険を冒して登るのか、全く理解不能でした。騙されて登った経験があるのですが、私にとって特に登りは苦行以外の何物でもありませんでした。しかしここ最近、山を歩き始めて、その楽しさがわかるようになっていた時に、「山なんて嫌いだった」というタイトルが目にとまり、その一言に共感し、手に取りました。私も頂上が目的ではなく、その行程そのものが目的のようです。私にとって益々山に行きたくなる本でした。中高年になって登山を始める人が多いのも、何故だかよくわかりませんでしたが、自分がその立場になって初めてわかった気がします。 山なんて嫌いだった (ヤマケイ文庫) 関連情報

マネーの虎 NO CHALLENGE, NO SUCCESS 吉田栄作 加藤和也 株式会社ひばりプロダクション 川原ひろし なんでんかんでん 小林敬 ...