個人的なことを書きます。学生生活の終り頃。就職がうまくゆかなくて自殺を考えていた頃。この映画を名画座(新橋文化)で見た(併映は「近頃なぜかチャールストン」)。救われたような気持ちになった。途中何度も何度も涙が出た。不器用でも真面目に生きて行けばいいんだよ、と暖かく諭されたように感じた。というわけで、この映画は私には忘れられない一本なんです。不器用な主人公が戦前・戦中・戦後をモタモタしながら何とか生きている。自分もこれでいいんだ、と思える人には最高にいい映画だと思います。山口瞳の原作もいいんですが、やはり戦争を経てきた岡本喜八らしい一作。 江分利満氏の優雅な生活 【東宝DVDシネマファンクラブ】 関連情報
加東大介、小林桂樹、徳川夢声
映画「続・社長三代記 (1958/昭和33年)」より。 徳川夢声から社長就任演説のスピーチの指導を受ける三代目社長・大場太平(加東大介)の ...
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