Born to Be Wild
学生の頃、購入したシングル盤(アナログ)の「Ride With Me」が聴きたくて購入。広く知られている「1」もカッコ良いと思うけど、小生にとって
ヘビーロックでもメタルロックでもない「ハードロック」といえばゲスフーの「アメリカンウーマン」とピンクフロイドの「ナイルの歌」そしてこの「ライド ウィズ ミー」(シングル盤の表記)が真っ先に思い浮かぶ。
確かに日本では「ハードロック」といえばレッドツェッペリンやディープパープルが王道だろうが、なんか洗練されすぎているようでどうもしっくりこないんだなあ。乱暴な言い方をすればステッペンウルフやゲスフーは「一節太郎」や「ぴんからトリオ」、、ツェッペリンやディープパープルは「五木ひろし」や「細川たかし」みたいなもの。
小生、好むのは、前者です。
Der Steppenwolf
ヘルマン・ヘッセの作品は、青春をモティーフにした甘味で叙情的な作品が多く、永遠の青春文学の金字塔かもしれない。車輪の下、デーミアン、クヌルプ・・・と。そんなイメージで捉えられる彼の作品の中でDer Steppenwolfは異色の作品に属す。ドイツ語の原文も本書の文体が重い部類に属す。
本書が戦後脚光を浴びたのは、1968年を中心に世界中の大学で吹き荒れた大学闘争の最中、バークレーのキャンパスに屯したヒッピーたちが愛読したことで、再評価された経緯がある。
ストーリは別の情報源に任せるとして、この作品はヘッセが若いころから患った神経症の治療経験を作品化したものともいえる。作品中に「魔術劇場(Magisches Theater)」という章が、イタリックで挿入されている。これこそ治療として施されたユング心理学の臨床経験を寓意的に素描した個所に他ならない。アニマとアニスム、ヘルマンとヘルミーネと書くとヘッセの意図が見えてこよう。愛好する音楽もモーツアルトとジャズ、この対照的な構図にこそヘッセ文学の真髄がある。
この自らの格闘があればこそ、晩年ノーベル賞を受賞した「ガラス玉遊戯」の端正で格調高い独自の世界を獲得できたのだ。ぜひ一読をお勧めする。
ステッペンウルフ 荒野の狼 [VHS]
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荒野のおおかみ (新潮文庫)
かなり密度の高い文体で、やや難解。じっくり時間をかけて読むことをお勧めします。私は久しぶりに読書で魂を揺さぶられるような体験をしました。すこし人生観が変わったかもしれません。それくらい凄い本だと思います。
Steppenwolf (BORN TO BE WILD)
これはもう、痛快まるカジリ、「渋くてかっちょいいのを聴きたけりゃ、とにかく、コレを聴け!!」と、自信をもってオススメできます。
若い人にもわかるようにあえて、たとえて言うなら、「WHITE SNAKEのご先祖様みたいなオト」といえば、ううん、言えないこともない。しかし、生命を危機にさらして「自由とブルースを求めて!!」、東ドイツから亡命してきたリーダー、ジョン・ケイ様の気迫はもう、ただものではありません。
時代背景や音楽状況のせいか、他の楽器パーツ演奏メンバーも「いっちゃってる」というか、けっこう「フリーキー」なカンジで、すっごく気持ちいいんすよお。ドラッグやりながら、プレイしてるんじゃないかなあ、ってトリップ感があります。随所にハモンド・オルガンもひかっていて、おおっと、ここでもひきこまれます。70年代初期ポップスとして聴いてもグーな名盤で、実際、当時、ヒット・チャートに頻繁に顔を出していたらしい。いい時代だったんだなあ。
John Kay & Steppenwolf - The Pusher (Live In Louisville)
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