夢駆ける馬ドリーマー スペシャル・エディション [DVD]

競馬が好きで、馬関係？のdvdを探して本作を知り、正直、大変に楽しむことが出来た。小難しいストーリーは何もなく、骨折した牝馬を引き取り、その馬と彼女を愛する少女とその家族の「心の交流」を綴ったストーリーで、その馬に捧げた愛情が実り、見事、復帰を果たした彼女が最後はアメリカ最大のレースに出場し・・・という「愛情が夢をかなえる」といったヒューマンドラマの永遠のテーマを見事に映像化した作品だ。フィクションでありながらも、途中、ジャイアンツ・コーズウェイ、フサイチ・ペガサスやグランドスラム・・・といった、日本でもおなじみの実在の種牡馬の紹介があったりで、リアリティーを添えてる技法もなかなかであったし、道中、鐙が外れて後方に下がり、そこから盛り返して・・・といった「演出」もクライマックスの盛り上がりとしては微笑ましくもあり、とても、見ていて心地よい作品になっている。何といっても少女ケールとソーニャの「子役と馬」ながらの演技が素晴らしいのがこの作品最大の見どころであり爽やかな印象を与えてくれるのである。dvdのジャケットを見たとき。一瞬「ロビンウィリアムスか？」と思ってしまった時分が恥ずかしいが（蛇足・笑）「シービスケット」と並んで競馬好きにはお薦めの作品だ。